三菱電機 太陽光発電システム 3,88kw 施工例 堺市
2010.08.23人気の太陽光発電システムですが・・・
朝からすでに30℃を越える気温で、今年の猛暑には本当に泣かされる思いです。
日射の照りかえしの強い屋根の上は50℃を越え、動かずにじっとしていると足の裏が
熱くなってしまうので、大げさでなく、まさに鉄板の上で焼かれているような感じです。
↓ 太陽電池モジュールを取り付ける架台を設置しているところです。
太陽光発電は昨年からの補助金復活、発電余剰電力の買い上げ価格の値上げなど、普及促進の
ための様々な施策が功を奏してか、昨年から人気が再燃しています。
特に大阪市や堺市では独自の補助金が出ますので、国の補助金と併用して申請すれば、
倍額になるので《お買い得》とも言えそうです。
↓三菱電機のシステム。185wのモジュールを東面7枚、西面14枚を設置し、その最大公称出力は3,88kwとなります
国も堺市も、搭載するシステム1kw当り7万円の補助金が出ますので(上限あります)
今回のシステムであれば、国からは、3,88kw×7万円=¥271,600、
さらに堺市からも同額出ますので、合計¥543,200が出ることになります。
弊社がご提供させていただいたシステムのご費用は税込で220万円でしたから、実質的なご負担金
は¥1,656,800ということになります。
↓施工は1日(約7時間)で完了します。発電などの様子はテレビに送信し、見ることができます。
今後も普及が期待されている太陽光発電ですが、人気に乗じた悪質な営業(不実の告知や強引な営業)
も増加傾向にあり、電話勧誘や訪問セールスなども増えて消費者が嫌気をさしている1面もあります。
事実、堺市の補助金申請は昨年度よりも応募が少なく今も伸び悩んでいるようです。
また、施工業者も急激に増加したことで、不慣れな業者の未熟な施工によって、雨漏れなどの
クレームも増加している、という報道もありました。
そこで、施工品質の悪化を懸念していた経済産業省では、住宅の屋根に太陽光発電システムを
取り付ける技術者「PV(フォト・ボルテック)施工士(仮称)」を養成する制度を2011年度にも創設する
ことを発表しています。
現在は各メーカーが実施する講習を受講した者だけに施工を認めていますが(施工ID制)、短期間養成
(2日間~3日間)のため、新規参入も増えた結果、畑違いの未熟な業者による施工
不良が後を絶たず、国として早急な対策を検討していた結果のあらわれです。
この1年余りの間、太陽光発電人気にあやかろうとするセミナーやビジネスの話はたくさんあって、
弊社にもうんざりするほどその種のお誘いがあり、未だに絶えることがありません。
自然エネルギーの普及は結構なことだと思いますが、これを機会に少し冷却期間をおき、健全な
業界育成のためにじっくりと取り組んでほしい、と思っています。
また、太陽光発電をご検討のユーザー様も、費用は適正なのか?ご近所に迷惑でないか?(パネルの
反射光など) また、本当にシステムが必要なのか?・・・などなど、慌てて結論をお急ぎにならないよう、
冷静なご判断をお願いする次第です。
㈱りらいふ
代表 長渕圭司